ご挨拶 上伊那誌自然篇改訂増補版 編纂委員長(郷土研究部長) 挨拶 この度、上伊那教育会から「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然」が刊行され、併せてweb版が公開されることとなりました。 「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然」につきましては、中高生を対象にした読みやすく、上伊那の自然についての興味や理解を自然な形で深められるようにと配慮されています。この様な形で上伊那教育会 郷土研究部専門委員会自然班の研究成果が具体的な形となって世に問われることとなりましたことは誠にありがたいことであります。編纂作業、刊行作業に取り組まれた郷土研究部専門委員会の先生方、上伊那教育会刊行委員会の先生方には心より感謝申し上げます。 さて、この度公開されることとなりました「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然web版」の編纂につきまして一言申し添えたいと思います。上伊那教育会の理念の一つに「限りない土着性の追求」という一文があります。上伊那教育会郷土研究部専門委員会ではこの言葉を具現化するため発足当初から郷土に関する地道な研究を積み重ねてきました。その研究成果は毎年の研究発表会と研究紀要に詳しくまとめられてきています。しかし、専門委員会発足当初から蓄積された貴重な研究成果も十分に活用されているとはいえない状況が続いています。これは誠に残念なことといわざるを得ません。 しかるに、この度の「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然」の刊行に合わせてweb版が公開されましたことは、この状況を打開する大きな一歩となるのではないかと感じています。上伊那教育会郷土研究部専門委員の先生方が営々として蓄積し、深めてこられた研究成果がweb版という形で世界中に発信され、郷土研究の貴重な研究成果が多くの研究者に提供されることは大きな歴史的一歩となるのではないかと感じています。今後の更なる発展と深化が期待されるところであります。 最後になれましたが、誠に地味ではありますが、本当に大切な郷土研究に黙々と取り組まれてこられた上伊那教育会郷土研究部専門委員会の先生方に敬意を表するとともに、長年にわたりご指導・監修をいただいた参与の三溝祥三先生、氣賀澤厚典先生には謹んで感謝申し上げます。また、web版刊行のために尽力された上伊那教育会刊行委員会の皆様、上伊那教育会事務局の皆様、郷土研究室専門幹事の皆様に心より感謝申し上げ御礼のご挨拶といたします。 平成30年6月。 春日 由紀夫 刊行委員長 挨拶 公益社団法人上伊那教育会では昭和37(1962年)年に自然篇が刊行されて以来、平成30(2018年)年までの間、書籍としての刊行はありませんでした。今回、50年を経て大きく三つの願いを持って、自然篇改訂増補版を刊行することとなりました。 一つは、公益社団法人上伊那教育会として公益性を追求していく任意団体として、多くの方々に郷土の自然を、上伊那の自然を、よりわかりやすく身近なものとして改めて知っていただく刊行物として出版すること。また、今までの専門性を持たせる書籍であると同時に、執筆者が中学生や高校生のみなさんにも興味を持って手にするものであってほしという思いが込められた編纂であること。 一つは、一言で長い研究の歴史を言い表せるものではありませんが、お仕事を持ちながら休みの日を中心に上伊那の各地に出かけ調査活動を実施してきた結果を、形のあるものにし、称えること。(現教員・教員OB・大学教授・情報提供者など延べ100人が調査、執筆や協力者として携わっていただいた)そして、上伊那の50年前と現在の環境の変化を郷土研究部の地道な調査活動の成果として発表し、さらに、これからの上伊那の自然を愛し、守っていくことへの提言であること。 一つは、Web版としてインターネットにもデータを掲載し、更新・公開していくシステムの導入。これについては本会としては今までにない画期的なもので、専門的なデータ管理をするとともに、上伊那の現状をも把握できるものであること。 以上、上記の願いを持った出版物です。ここ出版までの5年間は、願い達成のため、日々、多方面で激務をこなされている中、貴重な時間を割いていただき本書の執筆に当たっていただきました。自然班の方々並びに関わった方々の熱意とご苦労に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表すとともに、本書並びWeb版が多くのみなさんのお役に立てることを期待いたします。 熊谷 国彦
ご挨拶
上伊那誌自然篇改訂増補版 編纂委員長(郷土研究部長) 挨拶
この度、上伊那教育会から「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然」が刊行され、併せてweb版が公開されることとなりました。
「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然」につきましては、中高生を対象にした読みやすく、上伊那の自然についての興味や理解を自然な形で深められるようにと配慮されています。この様な形で上伊那教育会 郷土研究部専門委員会自然班の研究成果が具体的な形となって世に問われることとなりましたことは誠にありがたいことであります。編纂作業、刊行作業に取り組まれた郷土研究部専門委員会の先生方、上伊那教育会刊行委員会の先生方には心より感謝申し上げます。
さて、この度公開されることとなりました「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然web版」の編纂につきまして一言申し添えたいと思います。上伊那教育会の理念の一つに「限りない土着性の追求」という一文があります。上伊那教育会郷土研究部専門委員会ではこの言葉を具現化するため発足当初から郷土に関する地道な研究を積み重ねてきました。その研究成果は毎年の研究発表会と研究紀要に詳しくまとめられてきています。しかし、専門委員会発足当初から蓄積された貴重な研究成果も十分に活用されているとはいえない状況が続いています。これは誠に残念なことといわざるを得ません。
しかるに、この度の「上伊那誌自然篇改訂増補版 上伊那の自然」の刊行に合わせてweb版が公開されましたことは、この状況を打開する大きな一歩となるのではないかと感じています。上伊那教育会郷土研究部専門委員の先生方が営々として蓄積し、深めてこられた研究成果がweb版という形で世界中に発信され、郷土研究の貴重な研究成果が多くの研究者に提供されることは大きな歴史的一歩となるのではないかと感じています。今後の更なる発展と深化が期待されるところであります。
最後になれましたが、誠に地味ではありますが、本当に大切な郷土研究に黙々と取り組まれてこられた上伊那教育会郷土研究部専門委員会の先生方に敬意を表するとともに、長年にわたりご指導・監修をいただいた参与の三溝祥三先生、氣賀澤厚典先生には謹んで感謝申し上げます。また、web版刊行のために尽力された上伊那教育会刊行委員会の皆様、上伊那教育会事務局の皆様、郷土研究室専門幹事の皆様に心より感謝申し上げ御礼のご挨拶といたします。
平成30年6月。 春日 由紀夫
刊行委員長 挨拶
公益社団法人上伊那教育会では昭和37(1962年)年に自然篇が刊行されて以来、平成30(2018年)年までの間、書籍としての刊行はありませんでした。今回、50年を経て大きく三つの願いを持って、自然篇改訂増補版を刊行することとなりました。
一つは、公益社団法人上伊那教育会として公益性を追求していく任意団体として、多くの方々に郷土の自然を、上伊那の自然を、よりわかりやすく身近なものとして改めて知っていただく刊行物として出版すること。また、今までの専門性を持たせる書籍であると同時に、執筆者が中学生や高校生のみなさんにも興味を持って手にするものであってほしという思いが込められた編纂であること。
一つは、一言で長い研究の歴史を言い表せるものではありませんが、お仕事を持ちながら休みの日を中心に上伊那の各地に出かけ調査活動を実施してきた結果を、形のあるものにし、称えること。(現教員・教員OB・大学教授・情報提供者など延べ100人が調査、執筆や協力者として携わっていただいた)そして、上伊那の50年前と現在の環境の変化を郷土研究部の地道な調査活動の成果として発表し、さらに、これからの上伊那の自然を愛し、守っていくことへの提言であること。
一つは、Web版としてインターネットにもデータを掲載し、更新・公開していくシステムの導入。これについては本会としては今までにない画期的なもので、専門的なデータ管理をするとともに、上伊那の現状をも把握できるものであること。
以上、上記の願いを持った出版物です。ここ出版までの5年間は、願い達成のため、日々、多方面で激務をこなされている中、貴重な時間を割いていただき本書の執筆に当たっていただきました。自然班の方々並びに関わった方々の熱意とご苦労に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表すとともに、本書並びWeb版が多くのみなさんのお役に立てることを期待いたします。
熊谷 国彦