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上伊那地理研究会

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令和元年度 上伊那地理研究会

1 基本方針

(1)フィールドワークを通して,諸地域の風土・生業等についての理解を深めていく。

(2)フィールドワークの成果を日常の教育実践の中に生かしていく。

(3)地域を地理的な視点で見る目を養っていく。

 

2 総会

第1回総会  5月22日(水)

事業計画,フィールドワーク計画など

第2回総会  1月(またはフィールドワーク時に開催)

事業反省,実践発表など

3 フィールドワーク

(1)期日

検討中(7~11月を予定)

(2)テーマ及び方面

検討中

<参考>過去のフィールドワーク・研修

平成30年 「上伊那北部の産業の変遷と文化の特徴を学ぶ(長野地理学会研究発表会に参加)」

平成29年 「木曽山用水を学ぶ」

 

4 その他

(1)必要に応じて郷土調査部地理委員会への協力、長野県地理学会(フィールドワーク)への参加助成、上伊那歴史研究会の実地踏査への参加助成を行う。

(2)体験的活動を多く取り入れたい。

 

 

平成27年度 上伊那地理研究会

基本方針

1 フィールドワークを通して、地域の風土・産業生業)等についての理解を深めていく。

2 フィールドワークの成果を日常の教育実践の中に生かしていく。

3 地域を地理的な視点で見る目を養っていく。

研究の柱

「林業の現状と里山整備、改善への取組の状況」

研修会(フィールドワーク)

1 日 時   12月19日(土)

2 方面(会場) 伊那市富県 金鳳寺山林

3 内 容    「里山に学ぶ 林業は今

4 講 師

   長野県林業士会長 上伊那林業士会長

   林業士・指導林業士  川島 潤一 氏

研修会内容

現在、講師が里山の改善に取り組んでいる金鳳寺山林にて、松枯れ等の対応のための作業(樹種転換・間伐・切り捨て間伐等)の工程を説明指導を受ける。自然林、人工林(植林)による状況の違い、現在の林業への私たちの認識の誤りを具体的に樹木に接しながら説明を受ける。

松枯れの要因        ・災害と里山の状況の因果関係

鳥獣と里山の関係      ・手入れされない林(人工林)の典型

木材(建材)市場の現状    ・植林の進め方

林業と里山の歴史的な変容

間伐を利用しない切り捨て間伐を進めるなどの状況から、いかに今の日本に外国材が入り、豊かになり、木を使わないかを実感させられた。林業だけでなく産業、資源の総合的な見直しの必要を感じた研修であった。「江戸時代は里山と言われる場所は、樹木はスカスカの状況であった。今は山に木がたくさんあり、これは歴史的に珍しいことである。この里山をもっと手入れし価値を上げていきたい。」という講師の言葉が心に残った。

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