2022.7.29 夏期講習会(2日目)
2日目は「戦争と西田幾多郎ー詩人的にこの地上に住むー」と題して、西田幾多郎(1870-1945)の生涯をたどりながら、西田幾多郎が残した歌(短歌)や日記を紹介していただきました。


「西田がどういう人間だったか知っておいてほしい。戦後77年。我々はいかにこの地上に住むべきか?どのような大地を子孫に残せるだろうか?」
秋富先生には20年以上、上伊那で夏期講習の講師をしていただきました。秋富先生にとっては、今年で最後の夏期講習会となりました。いままで、たくさんのことを教えていただきありがとうございました。
2022.7.28 夏期講習会(1日目)

この講習会の前身は、西岸寺講習といい、昭和23年、上伊那教員の「哲学を学びたい」という燃えるような向学心から自発的に発足し、今では上伊那教育会の伝統行事になっています。講習会は、難解な西田哲学を読み合わせたあと、先生方の教育現場に西田哲学をひきつけたレポートの発表をもとに討論を行います。「哲学的な対話」から「教育現場あるある」まで、話し合う内容はグループごとにさまざまですが、秋富克哉先生(京都工芸繊維大学)、松本啓次朗先生(大阪教育大学)、唐澤正吉先生(元高遠中学校校長)を助言者として、難解な部分の解説をしていただきながら、1日中西田哲学にひたり、自分自身に向き合うことができました。

西田のいう「純粋経験」って何だろう?

2022.7.5 R4夏期講習だより第5号